「本当の自分を生きたい」「高次の自分と繋がり、使命を果たしたい」。
日々の中で、そのような願いを抱き、探求を続けている方は少なくありません。
しかし、もしあなたの中で「使命を果たさなければならない(Must / Have to)」という思いや焦りがあるとすれば、それは果たして、高次の自分や魂の奥底(真我)から自然に響いてきているものでしょうか?
実は、私たちが「これが自分の使命だ」と信じ込んでいるものの多くは、後天的に身につけたマインド(エゴ)が作り出した「幻想のゴール」である場合があります。
不安や欠乏感、あるいは誰かに認められたいという思いから、「何か特別なことを成し遂げなければならない」と思い込んでいるのです。
レゾナンスコードでは、新しい目標をただ闇雲に追いかけるのではなく、「その思いが一体どこからやってきているのか?」という出処を明らかにしていくプロセスを大切にしています。
今回は、私たちが「本当の自分(高次の自分)」を思い出し、それを生きるためにベースとしている大切な視座、**「五つの鞘(レイヤー)の統合と調律」**についてお伝えします。
ある聖者とダイエットコークの教え〜「正しさ」というエゴを手放す〜
この「五つの鞘」のプロセスを説明する前に、私自身が体験したあるエピソードがあります。
それは、意識レベルの研究で世界的に知られる精神科医デヴィッド・R・ホーキンズ博士を、アリゾナ州セドナでインタビューをした時のことです。
精神性の高い探求をしていくと、多くの人が食事について「霊性に影響を与える食べ物を避ける」「肉を食べてはいけない」「添加物はよくない」とストイックな選択へと進んでいく人も多いでしょう。もちろん、健康面や霊性を考える上で、身体を浄化することは大切なプロセスです。
しかし、インタビューの際、ホーキンズ博士は、「君はコーラを飲むかね?」と言って、自らコーラを持ってきてくれたのです。
私が驚いて「博士はコーラを飲まれるのですか?」と尋ねると、博士は私の心の動き(砂糖がいっぱいで身体に悪いのではないか、聖者がジャンクなものを飲むのかという疑念)を敏感に察知し、「これはダイエットコークなんだよ」とユーモアたっぷりにジョークを言われました。
ダイエットコークだから血糖値は安心だ、というだけでなく、そこには人工甘味料への疑念も含まれています。博士はその二重の疑念に対して、見事な教えを授けてくれました。
博士は、「霊的な探求の過程で、徹底した菜食や食事制限が必要な時期もある。しかし、それが「あれが正しい、これが悪い」というこだわりやエゴ(分離意識)になっていくことにも注意を向ける必要がある。」と話してくれました。
博士にとって大切なのは「何を口にするか」という物質的な正しさよりも、「今、自分がどのような意識状態(平和であるか、くつろいでいるか)にあるか」の意識状態、感情レベルに注意を促していたのです。
博士はただ、爽快なコークがお好きだったようで、冷蔵庫に常備していたのです(笑)。
このエピソードは、レゾナンスコードの真髄を表しています。
私たちはこれから身体や神経の調律について深く見ていきますが、それは決して**「ストイックな修行」や「自分を縛るルール(正誤のジャッジ)」を作るためではありません。**こだわりを手放し、より高い自由と平和の中で、自分自身をチューニングしていくためのものなのです。
「私」はどこからやってくるのか?古代ウパニシャッドの叡智
私たちが普段、「これが自分の性格だ」「これが私のアイデンティティだ」と思い込んでいるものは、純粋な意識を覆い隠している何層もの「鞘(さや)」のようなものに過ぎないと考えられています。
この概念は、インドの古代哲学であるヴェーダ聖典の一部、**『タイッティリーヤ・ウパニシャッド』の中で「五つの鞘(パンチャ・コーシャ)」**として深く説かれています。
偉大な聖者ラマナ・マハルシもまた、「私とは誰か?」という探求の中でこの構造に触れ、真実の自己(真我)へ至る道を指し示しました。
レゾナンスコードでは、この数千年前の叡智を、現代の私たちが日常生活の中で実践できるよう、生理学や神経科学、心理学の解像度で紐解いていきます。
現代版に翻訳された「五つの鞘」の調律
高次の自分に繋がるためには、自分を構成する5つのレイヤーにどのような「ノイズ」や「思い込み」が潜んでいるかを客観的に理解していくことが不可欠です。
- 1. 身体と食事の層(食物鞘)
私たちの身体は「食べたもの」から作られています。私たちが口にする食べ物が、血液となり、細胞となり、脳内の神経伝達物質を作ります。つまり、あなたが感じている「気分」や「性格の傾向」の土台は、日々の食事(血糖値の乱れやホルモンバランス)の影響も大きいのです。だからこそ、何を食べるか、どう身体を整えるかは、意識の探求において避けては通れない極めて重要なステップです。 しかし、先ほどのホーキンズ博士のエピソードの通り、「正しい食事」に執着してエゴを肥大化させるのは本末転倒です。身体のメカニズムを理解した上で、できる範囲で楽しみながら、喜びとともに自分を調律していく視点を持ちます。※ - 2. 自律神経とエネルギーの層(生気鞘)
「不安」や「恐怖」は、あなたの心の問題ではなく、脳の自律神経系が引き起こす「サバイバル反応(闘争・逃走モード)」である場合がほとんどです。神経の過緊張を見破り、それを「私自身の感情だ」と同一化するのを防ぎます。 - 3. 心と自動反応の層(意思鞘)
過去の記憶や外部からの刺激に対して、自動的に反射する「心」のメカニズムです。湧き上がる感情に飲み込まれるのではなく、スクリーンに映る映像を眺めるように客観視する視点を養います。 - 4. 自我・アイデンティティの層(理智鞘)
「私はこういう人間だ」「こういう使命を果たさねばならない」という信念体系です。長年かけて築き上げたこの強固なエゴすらも、実は後天的に作られたプログラム(偽りの私)であることを見破っていきます。 - 5. 深い無意識・至福の層(歓喜鞘)
上記の4つのノイズが静まってきた時に現れる、理由のない純粋な安らぎと静寂の領域です。
これらすべての鞘のさらに奥底に、何にも影響されることのない、全体と響き合う**「本当の私(高次の自分)」**が存在しています。
※例えば、私たちが「幸せ(至福)」や「やる気」を感じるために不可欠な脳内物質(セロトニンやドーパミンなど)は、タンパク質(アミノ酸)や鉄分、ビタミンB群などの食べ物の栄養素からしか作られません。さらに「幸福ホルモン」と呼ばれるセロトニンの約90%は腸内で作られるため、腸内環境(食べたもの)が直接的にメンタルに影響を与えるのです(腸脳相関)。
糖質過多な食事などで血糖値が急激に上がり、その後急降下する(血糖値スパイク)と、脳は「エネルギー不足による命の危機」と錯覚します。すると、血糖値を無理やり上げるためにアドレナリンやコルチゾールといった「ストレスホルモン(闘争・逃走ホルモン)」が分泌されます。
これが「理由のないイライラ、焦り、不安」の正体です。本人は「私の性格が不安定だ」と思い込んでいても、実はただの「血糖値の乱れによるホルモン反応」であるケースが非常に多いのです。
芋虫から蝶へ。「愛」の次元へと変容する静かなプロセス
世の中には、新しいスキルや考え方を身につけて目標を達成していく、素晴らしい自己啓発やモチベーションアップのプログラムがたくさんあります。それらは、社会で活躍し、現実的な成功を収めるための「足し算」のアプローチとして、それぞれに確かな価値を持っています。
一方で、レゾナンスコードが提供するのは、それらとは全く異なる次元の**「生命の根本的な変容」**です。
それは例えるなら、芋虫が蝶になるプロセスに似ています。 芋虫は、背中に新しい羽を貼り付けて空を飛ぶわけではありません。一度「繭(さなぎ)」の中に入り、これまでの自分の形を完全に溶かして変容し、全く違う次元を生きる美しい蝶へと変化していくのです。
五つの鞘のメカニズムを理解し、エゴの執着や自動反応を一つひとつ解除していくプロセスは、まさにこの「繭の中での変容」そのものです。外側のノイズや、立ち並ぶエゴの障害に巻き込まれることなく、ただ深い静寂の中に留まり、自分自身を溶かしていく。
その静寂の果てに、ホーキンズ博士の説く意識レベルにおいて**「愛(500以上の領域)」**と呼ばれる、高く自由な次元へと私たちは自然と羽ばたいていきます。
高次の自分や、愛に満ちた意識状態は、外から努力して「獲得」するものではありません。
ノイズを引き算し、こだわりを手放した時、最初からそこにあった「本当の自分」の純粋な響きが姿を現し、世界と美しく共鳴(レゾナンス)し始めるのです。
日常の中で、無理なく、喜びを感じながら自分自身を観察していくこと。 その美しい実践の先にこそ、真の目覚めが待っています。あなたも、自分自身の内なる響きに耳を澄ませてみませんか?
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Catalyst 和田達哉
Resonance Code 主宰
レゾナンスコード―魂の設計図を目覚めさせる旅
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