「自分を知ること、何より自己認識が大切」
誰もがそう言います。自己啓発の世界でも、ビジネスの世界でも、この言葉は繰り返されてきました。
しかし、大切なのは、どのように自己認識するかです。
二つの「自己認識」
数年前まで、僕自身もそうでした。
僕は、20歳の頃、精神世界と出会って、それからビジネスと精神世界、霊性の旅を行き来し、40代半ばからこの分離した世界が、徐々に統合されていきました。
しかし、この世的な現実世界のリアリティの重力は強く、実際的には、気持ちや心は、いや魂は、霊性を探求しながら、現実世界を生きるという分離の罠にずっと捕まっていたのです。
50代では、スピリチュアルな探求からはめっきり離れてしまいました。興味そのものが失われたかのようでした。しかし、50台後半になって、再びモーニングコールがあちこちで鳴るようになったのです。
モーニングコールとは、もう朝だよとのメッセージです。
こうしたお話は、今後、このブログで書いていきたいと思います。
そして、同時に、ビジネスをもっと立て直そう、伸ばして行こうという思いと、この先に何があるのかとの葛藤が極大化していきました。
自己認識についてのお話に戻ります。
それまでの僕は、自分が今どんな状態なのか、どんな能力やポテンシャルを持っているのかを理解すること。
現在地を知り、ビジョンを描き、戦略を立て、実行する——。
より高く、より多く、より早く達成を実現するために、そんな「成功のための自己認識」を追求し、クライアントを支援してきました。
もちろん、同時に、霊性への探求の道は、同時に並行してありました。
新幹線に乗っていて、平行に走る国道を見たことがあると思います。そんな国道が僕の霊性の道でした。
仕事や経済的な自己実現の世界。それはそれで、多くの人にとっての真実であり、価値ある道です。
僕も、その道を全力で走ってきました。
しかし、昨年から始まった本質的な目覚めの中で、あらためて気づいていきました。
それは、この「成功のための自己認識」とは、エゴを増長させるだけの自己認識であると。
エゴを満足させ、肥大化させる。そして、エゴの重みに耐えられなくなる人がいます。
経済的・社会的な成功を極めても、一夜にして転落したとき、エゴの崩壊に耐えられない人がいます。
あるいは、エゴを満たせない失意のどん底を経験する人がいる。
不思議なことに、エゴを満たしきった人も、満たせなかった人も、同じ苦しみに行き着くのです。
なぜなら、どちらも間違った質問に答えようとしているから。
「どうすれば成功できるか?」ではなく、
「なぜ成功が必要だと思っているのか?」——これが本当の質問なのです。
意識の研究者デヴィッド・R・ホーキンズ博士が示した意識のマップで言えば、受容や理性、愛の領域に入ってきた人々に必要なのは、達成型の自己認識ではありません。手放し型の自己認識です。
「私は何ができるか?」 →「私は誰か?」
「私の強みは何か?」 →「何が本当の私で、何がエゴの声か?」
「どうすればもっと成功できるか?」 →「今、何を手放すべきか?」
同じ「自己認識」という言葉でも、ベクトルはまったく逆なのです。
アイデンティティという名のプログラム
ここからが、レゾナンスコードの核心です。
アイデンティティとは「自分はこういう存在である」と認識しているプログラムです。
「私は◯◯な人間です」という信念・価値観。自分と同一化してしまった思い込み。
親友も、仕事も、好きな音楽や映画も、乗っている車の選択も、ファッションセンスも、好きな食べ物も、両親との関係も、持っている資格も、社会的な評価や貢献したいことも——。
これまでの自分。そうだと信じてきた自分。
でも、本当にそれは「本当のあなた」なのでしょうか?
危険なヒマラヤの岩山に命を賭けて挑戦する登山家。素晴らしい作品を生み出すアーティスト。
圧倒的なパフォーマンスを見せるアスリート——。
「挑戦しなくなった自分は、自分ではない」と言う人は多いでしょう。
しかし、その挑戦し続けるあなたが、もしアイデンティティ=エゴだとしたら?
アイデンティティのコード=エゴのコードなのです。
ほとんどの人は、まさか自分がエゴを生きていて、アイデンティティを生きているなんて、少しも思っていません。気づいていません。
本当の自分がいて、在って、それを生きるということが、理解できないのです。
レゾナンスコードという鏡
レゾナンスコードとは何か?
この世界に生まれてくる前に、あなたが準備してきた、設計してきた魂のコード——それを思い出し、それを生きることです。
レゾナンスコードは、特別な鏡のようなものです。
20代前後の若者が鏡を見て「なかなかイケてる」と思い込んで、鏡に映る自分が気に入るようにアレンジしていく。そんな自分が好きだと思い込んでいる。
でも実は、付き合っている友達や、推し活仲間との同調によって、そのコミュニティ内で安心していられる自分でいたいだけかもしれない。なぜなら、そこから出ることは行き場を失うから。
これは若者だけの話ではありません。僕たち大人も、気づかないうちに、同じことをしています。
普通の鏡を見ても、アイデンティティの自分しか映りません。
でも、レゾナンスコードという鏡を覗き込んだとき、眠っていた本質が目覚める魂たちがいます。
その人たちは、映る自分の姿を見て、驚愕します。
「こんなすごい人間が自分なんてあり得ない」
それはまるで、風車に突撃するドン・キホーテのように見えるかもしれません。本質から見れば真実を生きていても、エゴの世界から見れば狂人なのです。
しかし、それでも。
もしあなたが、本当のあなたを見たいなら、この鏡を覗いてみてください。
マインドコスプレイヤーとの対話
レゾナンスコードでは、「マインドコスプレイヤー」という概念を使います。
これは、エゴにマインドハックされた自分のこと。自分だと思い込んでいる自分です。
そのマインドコスプレイヤーに、優しく問いかけてみてください。
「君はなぜ、そうしたいのか?」
「それを失ったら、何が怖いのか?」
エゴを敵視する必要はありません。抑圧する必要もありません。ただ、好奇心を持って見つめるのです。
エゴを客観的に見る。エゴを見ているあなたは誰か?
全てのアイデンティティを脱いだら、何が残りますか?
その「残ったもの」を、静かに感じてみてください。
それが、魂のコードです。
迷妄の森の外へ
多くの人は、迷妄の森の中で生きています。
木々に囲まれ、出口が見えず、これが世界の全てだと思っています。
でも、森には出口があります。
その出口は、誰かが教えてくれるものではありません。自分で見つけるものです。
そして、森の外へと続く道の先には、光が見えるはずです。
レゾナンスコードは、その光への道を照らす、小さな灯火です。
あなたが、もし準備ができているなら。
もし、心の奥底で何かが共鳴するなら。
一歩、踏み出してみてください。
Catalyst 和田達哉
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